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ごあいさつ

私の次男が自閉症であり、同じ疾患の子どもを持つ親御さん、色々な施設のスタッフの方々、医療機関のスタッフの方々に助けられ、次男も来年成人式を迎えることができるまでになりました。 北海道で頂いたご恩を、障がいで苦しむ方々や親御さんへお返しできるように考え、NPO法人『北のえにし』を 立ち上げようと考えました。

子ども達が心身共に健やかに成長するためには、友達や仲間との活動・遊び・学習など充実した余暇の時間を過ごすことが必要であり、それは子ども達の毎日の生活に必要不可欠なものであると思います。

とりわけ障がいを持った子どもたちにとっては、そうした友達や仲間との活動・遊び・学習などの余暇活動を行ううえで、特に十分な配慮と支援が必要とされる点においても、また日常生活を送るうえでの基本的な動作を学び、集団で活動できる力を養うという点においても、適切なサポートの下でそうした活動を日常的に行うことのできる場所と機会が十分にあることが、成長に必要不可欠であると思います。

障がいを持った子を育てる家族にとっても、子どものより良い成長のために安心して子どもを預けることができ、時には子どもと共に充実した余暇を過ごすことが出来るということが必要であると思います。さらに、その生活の基盤として、日々長きに渡り続く子育ての中で生ずる不安や悩みを相談し話し合える、また子どもの成長の喜びを分かち合える機会・場所が身近にあり、気兼ねなく利用できることが望まれます。

我々は障がい児(者)や家族、その他支援を必要とする人に対して、地域の人々と児童福祉及び社会福祉に関する事業を行い、地域における生活支援体制を整備し、地域福祉に寄与することを目的として、特定非営利活動法人北のえにしを設立致しました。

                                                   理  事 塩田 隆男

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